今日、人工授粉が終わりました。
すぐには、授粉が成功したかはわからないので、うまくいってることを願って、あとは結果待ちです。
この人工授粉に使う花粉の話しを少しだけ。
前知識
まずは果樹の基礎知識として
自家受粉と他家授粉があります。
自家受粉とは、自分のおしべの花粉とめしべで受精できる。
他家授粉は、自分のおしべの花粉では受精できない。同一品種同士では結実しない。
すももの場合、ほとんどの品種が他家授粉です。
うちの園の場合、貴陽がメインの品種なので、親和性の高いハリウッドとバイオチェリーを受粉樹として植えています。
違う品種なら、何でもいいわけではありません。結実率が変わってきます。
採花
受粉樹の開花直前の風船状になった花を摘み取ります。
葯を採取
ふるいの金網に花を擦りつけて、おしべの葯を分離します。
分離したものをふるいにかけて、花弁や花糸をできるだけ除きます。
開葯
自然開葯か開葯器で開葯させて、粗花粉にします。
うちでは、中国製の格安サーモスタットとPTCヒーターで開葯器を自作しました。(今のところ使えてます)
保存
密閉容器に入れて、使用するまでの数日間冷蔵庫で保管。